初の「生」庄司紗矢香が聴けると、『定期演奏会』の文字を見落としてたのが大きな間違いだった。日曜のミューザ川崎での公演の出番は、二番目の曲のみでがっかり、そしてアンコールはソロ一曲。出だしからホルンが揃わずトチルし、オケはイマイチ。だからクラシック音痴の私には前後の曲がもう退屈で退屈で、夢うつつ・・・
もっとも、昼から生ビールに加えてグラスワインまでいっちまったのも原因。だって駅前の「つばめグリル」のハンバ-グが美味しかったんだもん。
その後、鶴見線は弁天橋に降りたつ。夕暮れ前の潮風が心地よい。仕事帰りだろうか、事前情報どおり若い人たちの陽気なブラジル語のおしゃべりが聞こえてくる。
まずは二つ目の目的地、おきなわ物産センターを冷やかす。店の前にツバメの巣があり、しきりに舞っていた。島ぞうり(?)、ミンサー織り、菓子、お定まりのSPAMやCampbell'sの缶詰類や各部位の冷凍の豚やヤギの肉、なぜかボンカレー復刻版などが所狭しと並べられている。一部南米ものも混ざっている。
そして泡盛コーナーには、「ハブ酒」がどーんと置いてあった。7年もの4合瓶で15,800円なり。初めて見るそれはトグロを巻いて此方を睨んでる。薬草も入っており、1/3残して継ぎ足せば3年は効能が続くのだそうだ。継ぎ足し用泡盛も売っていた。そういや兄に聞いたことがあるな。馴染みの沖縄料理屋で、「風邪気味だ」というと「どんな風邪も一発で直る」と飲ませてくれたそうな。「キツイけど確かに治ったよ」って云ってた・・・
兄への土産に、ハブは入ってない廉価版、エキスと蜂蜜入りの2合瓶1,150円也を買う。家に帰って献杯。
さて、お腹もすいてきた。酒屋の前の歩道で赤銅色のおっちゃん達がお酒片手に「ゆんたく」してる。ちとこわい。それをすり抜け、三線の音と陽気な謡がもれ聞こえてくる「かなやぁ」に入る。
小さなお店。ママにマスター、お客二人。最初店の中は方言がとびかってて全く理解不能だったが、私たちが話の輪に入ると皆標準語に。陽気なノブちゃんがマスターに教わりながら、三線を爪楊枝で弾いている。友達らしいナカちゃん曰くノブちゃんには孫が12人もいて、それでTVにも出たことある有名人だんだって(笑) 60代で2年でここまで弾けるようなるのはたいしたもんだよって褒めてた矢先、お酒も入って調子に乗ったノブちゃんが調弦を上げすぎ、「なかぢる」の糸巻きを折っちまった・・・ ママが「おじい!これいくらすると思うの?80万円よ」「これがそんなにするわけないよ」「何でも鑑団に出る自信がある」
マスターが例の市場でさっそく調達してくる、1200円なり。宴はさらになごやか続く(笑)
なんでも棹の木によって価値が決まるのだそうだ。
触らしてもらったら、見た目以上に棹が細く左手の指押さえが重なってしまい難しい。
頼んだもの
セイイカ(ものすごく大きく肉厚なんだそうだ、大味だが独特の食感がおもしろい)
ママ自慢の島ラッキョウ(浅漬けでぴりっとうまい、泡盛のツマミにぴったり)
ナーベラーチャンプルー(食感がいいね)
で、最後は沖縄そばで〆。
あー、良く食べよく笑った。
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秋はデュオだから期待大(画像上)
11/6日(土) 14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
【ベートーヴェン&ブラームス プログラム】
11/8日(月) 19:00 サントリーホール
【オール・ベートーヴェン プログラム】
http://www.japanarts.co.jp/html/2010/...
楽天チケット6/28(月)10:00〜
http://ticket.rakuten.co.jp/...
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参考
リトル沖縄(横浜市鶴見区仲通・潮田界隈)
ブラジル料理「セグレード」
アルゼンチン料理「ラ・エスタンシアLa Estancia」
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