桜抜く馬鹿





涙腺子さん言うところの「西洋長屋」住まいの身なれば

我が庭につける花を愛でる・・・とはいかぬ



よって駅への行き帰りの通勤路

よそ様の庭先の木々が心和ませてくれることも多い

先日の夜も枝垂梅が芽吹いてるのを発見してちょっと嬉しくなった



あぁ・・・朝は俯いて歩いてたのかな

気づかなかった



 桜折る馬鹿 梅切らぬ馬鹿



この近辺の地主は見事に四つの姓に分かれるのだが

どいつもこいつもご先祖様の遺産を粗末にする



十数年程前ここいら一帯で一番見事な桜の古木を引っこ抜き

安っぽくもドデカクさもしい西洋長屋をぶったてて

屋上階全棟に収まったのは私が住むとこの大家でもある



「見事な桜なのにもったいないねぇ」と聞こえよがしに呟いた

無論帰宅時の暗がりをいいことにね



今は亡きそこんちのおばばさま曰く

「自分ちの桜をどうしようとこっちの勝手だっ!(怒)」



あとからそこの配置をよくみれば残そうと思えば残せたのに

もったいない



そして



数日前一番近い桜がまた引っこ抜かれ更地に

そこは小さな露天の駐車場と畑だった

成長が遅かったのか小振りだけれど

けっこう古そうな桜で毎春和ませてくれていた



昨年の紅葉は見事だったね

さようなら

うちの近所の桜よ



--

別の場所、地元随一の優美さを誇った桜をたたっ切ったおお馬鹿大家の件について

後に建ったマンションをみればいくらでも残せたものを



「関心空間 1.0」 2004/4/5

アーカイブス(呼び出しに時間かかります) 

因みに、友人とはワタクシめにございます



上・中:06/04/01 14:31

下:08/12/03 07:50



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ぱぴぷぺ_ぽきぷし通信 日記

過去関心 Poughkeepsie の日記(バスケ式)

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