冒頭、谷川俊太郎の詩から始まる「ごあいさつ」
独特な節回しが懐かしい。
不覚にも聴き始めたのは、昨年再放映された井上陽水のNHKのTV番組「30年ぶりの同窓会」をみてから。
「中津川フォークジャンボリー」出演メンバー、友部正人・加川良・三上寛・小室等らが集まった。その輪に入れてもらえなかったとコンプレックスを吐露する陽水も面白い。小室がダメ押し「あの頃のヨウスイ(アンドレカンドレ)さんは、ちょっとフォークとは認められない雰囲気だったよね(笑)」
しかし、高田達とはよく一緒に全国行脚してたそうだ。
タカダワタル的のドキュメンタリー映画もこの番組を見て知った。
現在の友部正人の枯れた歌いっぷりにもマイッタが、そのとき高田渡が歌った「生活の柄」はなんとも言えない味だった。
なにより話が面白い。どん底な生い立ちだけど、なんだか前向きな家庭だったそうだ。それを飄々と話ができる彼は私の憧れだ。
酒席では、例によって三上寛がさんざん座の話題を混ぜ返す。
にこにこヘラヘラ…居眠りしてたりする虚ろなの目の彼が急に舌鋒鋭い。
「なんで物事をそうなんでもかんでも自分の軸に突っ込むんだ。」
三上もそうなるとたじたじ(笑)
曰く、「あんときゃね、あいつは一体自分の頭でものを考えてるのかなってね(笑)」
Q.「30年後、もう一度同窓会を行うとしたら何処でやりますか?」(陽水)
A.「墓場だよ、生命保険じゃないんだから。駄目だよ、そんな先のこと聞いちゃ(笑) 人はね、朝、目が覚めるから考えるんでしょっ。だから明日のことは、あしたの朝、目が覚めたら考えればいいんでしょっ?(笑)」(高田)
そのとき、陽水も彼のこの答えをうまく捕らえてなかったけれど。
享年56歳…
合掌。
三上寛 「夢は夜ひらく」 番組オリジナル
『キャベツひとつ盗むのに涙はいらないぜぃ』
加川良 「教訓1」 代替>http://www.youtube.com/watch?...
高田達 「生活の柄」 代替>http://www.youtube.com/watch?...
収録の後:「さぁ終わったぞぉ、さぁ宴会だ(笑)」おそらくこれは貴重な素面での収録ではなかったか(笑)
小室等、つまらんので省略
友部正人 「一本道」 代替>http://www.youtube.com/watch?...
『あぁ中央線よ、あの娘の胸に突き刺され!』
エンディング:陽水 「ゼンマイじかけのカブト虫」 代替>http://www.youtube.com/watch?...
『幸せに糸付け引きずり廻して壊れた』
0コメント